今、先輩の最後の出勤日

私はわざと野球観に来てる

さっき、チケットとった

きっと、先輩は

スタッフ全員にありがとうとか

お疲れ様とか言われているだろう

うちの職場での王は

皆に労われているだろう

私はちょっと前に

ありがとうございましたって、言ってきた

先輩とのラインには

公私ともにお世話になりましたと告げた

今後どうなるかは、わからない

だけど、先輩に

お疲れ様とは言いたくない

だって、先輩は、無理矢理

辞めさせられるんだから

バカ上司たちにより

そして、私は皆と一緒に

先輩を労うことはできない

先輩とこうなった時に決めた

影でいると

私が仮に先に辞めるなら

キスしてさようならくらいは

して上げれた(笑)

逆だから。先輩の立場を考えた

私は知らない、行かないにした

彼女でないのに彼女ツラできない

先輩から見て私はセフレだと思っているが

だけどセフレにしては、親密だ(笑)

先輩に最後まで

うちの職場の王でいてほしい

だから、私は必要ない

皆が必要

先輩にとって私が必要な時は

うちの職場の王である先輩でなく

ただの男の時の先輩だ

それは小さく繊細な一人の男性だった