☆6

私は当時の仕事には

かなり怠慢になっていた

先生の事でも参っていた

元カレは優しいが、多分

何かが足りないと思っていた

宙ぶらりんの気持ちのまま

半ば仕事をサボり、

彼氏に会いに遊びに来てしまった

私たちは、遠くにドライブに来た

私が家の近くや職場の近くに

いたくなかったから、わざわざ

連れてきてもらった

お天気のいい一日

海がキレイ

風も気持ちいい

私の宙ぶらりんな曇った心も

少しは晴れたような気がした

たしか？食事の時、彼氏が、

私の胸の谷間を

チラチラ見たような？

今日は確かに服は露出し過ぎたかな

可愛いから、まあ、いいか

これがきっかけになった

私たちは、適当に話ながら

話が盛り上がり

いつの間に、下ネタのような話になっていた

私はケラケラ笑いながら

「ウソー何を言ってるの？」

彼氏は見た目、すごく真面目に見える

正確には中身も真面目な人

だけど、彼氏本人は

こっそりムッツリスケベらしい

そう。エロに関しては私と気が合うだけある

すっかりあの時は、スケベだった

「僕、あんまり、女の人知らないんです」

かなり、真顔な感じだった

下ネタが一転してしまった

もう一回、彼氏の顔を見ながら聞いてみた

「もしかして、私と試してみたいの？」

彼氏は顔が真っ赤になっていた

「私の胸の谷間を見てたでしょ？」

「もしかして、したかったの？」

彼氏は無言

心の声でこう聞こえた。なるほど

納得。契約成立！(笑)

「じゃあ、二人で一緒にホテルに行く？」

彼氏は照れていた

私は元カレの事は

まだ、好きかどうか分かってなかった

元カレはいい人なのは知っていた

私が悪いんだ

まだ、元カレの話をしても

先生は追いかけてきた

私の気持ちの中で

中途半端に、先生、元カレがいた

本当なら私も

きちんと愛し愛されたい

ただあの時は彼氏が好きな人ではなく

心の中の契約成立の話に乗ることにした

それが、私たちの付き合うきっかけになった