不幸を売り歩く女
★18
カノジョとの出会いは
地元で一番のクラブだった
Eちゃんって名前だった
お互いに新米同士で
年齢も近くて、すぐに仲良くなった
私は当時、借金返済のために
平日は、大きな街でホステスに
休日は、地元でホステスになっていた
ホステスの掛け持ちをしていた
Eちゃんは急に体調が悪くなり
いきなり、消えた
しばらくして、
地元のクラブが辞めると聞いた
私も、大きな街で、ようやく、
ホステスとしてやって行けた時だった
タイミングが良かった
先生と一緒に入られる時間もほしい
上手い具合に逃げた
そして、先生との関係が密になった頃
再び、Eちゃんと会った
大きな街の同じホステスとして
カノジョから働ける場所を
探していると言われた
最初、正直、同じ店を紹介する事には
ためらっていた
それは、私の事を必要以上に
知られたくなかった
そして、カノジョに違和感もあった
突然、消えた事
よくわからない私生活の事
色々、考えても仕方なかった
だけど、結局
同じクラブTに勤める事を薦めた
私たちはその頃は仲良しだった
ナゼなら苦楽を共にした
仲だと勘違いしていたから
私だけが
カノジョの病気を知っていた
不治の病だと聞いた
たまに、カノジョの顔色が悪くなる
私は見て入られなくなる😱⤵
店にはわからないように、よく介抱した
いつも、飴玉みたいな薬を💊飲んでいた
それがないと生きていけない人だった
だけど、ある事実を知り、愕然とした
今、私が愚者の事を冷静に見られるのは
カノジョのおかげだ
そう。不幸を売る歩く女だった
愚者なんか目じゃないくらいの
プロの不幸な女だ
私はカノジョのせいで
クラブTを辞めて、他の店に逃げた
私は、まだ先生や
他のお客さんがいたから
こんな程度で済んでいた
だって、人。一人が亡くなってしまった
このバカ女のせいで
私がホステスを真剣に
辞めたくなってきた出来事だった
私は今もホステスって仕事は大嫌いだ
それくらい、キツい事だった私には
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